航空整備士のおはなし

日本の航空整備士人口はどれくらい?

2021年5月5日

こんにちは!フライト兄貴ですよ。

GWも終盤ですね!


もしかしたら6,7もお休みして超長期連休だ!
なんて方もいるかもしれませんが、
大多数の方は明日からお仕事ですかね?

航空整備士は祝日は関係ないことが多いので、通常営業ですよ^^

さて今日は日本における航空整備士の人数、就業人口について調べましたので、
紹介していこうと思います。

日本に航空整備士は何人くらいいるんだろう

1万人はいるんじゃないか?

航空整備士人口を調べたきっかけ

航空業界も日本の経済界のご多分に漏れず、人材不足なのです。

航空整備士も人材不足

航空業界の中でも整備士の世界というのは、いわゆる3Kの職種ですよね。

「きつい」「きたない」「危険」

まさにそうだと思います。

仕事のイメージが良くない。
そんな理由でなり手が少ないのかな?

そう考えましたが、まてよ。。。

航空機という特殊性に加えてテレビドラマ等の影響で、
一度は憧れる方も多いんじゃないかとは思います。

なぜ人材不足なのか

ではなぜ人材不足なのか。

採用の門戸が一般に対して広く開かれていないからだと思います。

以前の記事でもお伝えした通り、
航空整備士になるには専門学校を卒業する道が最も一般的です。

↓記事のリンクを張っておきます↓

未経験中途採用なんか一切やってないですよ。笑

それだけ扱う機材や知識が専門性が高いという事なんですけども、
要は一人居なくなってしまっても、
即座に人員を補充できないという事ですね。

そんなこんなで慢性的な人手不足な訳です。

(とは言っても仕事を回せないような状況ではないので、
他業界に比べるとやっぱり恵まれているのかな。という実感はあります。)

そこで、そもそも日本に航空整備士って何人くらい居るんだろうか。

という疑問が湧いて出てきたのです。

今の日本に航空整備士は何人いるのか

以下の2点の方法で調べました。

・国勢調査による集計

・各航空会社発表の整備士数を集計

国勢調査による集計

現在結果が公表されている一番新しい国勢調査は平成27年(2015年)のものでした。

結果はインターネットでも公表されており、誰でも閲覧することが出来ます。

しかも様々な分類でデータの抽出が出来るため、いろんな角度からの統計データを取得することが出来ます。

今回はその中で「仕事の種類」に関するデータを抽出して航空機整備従事者の数を求めます。

航空機製造業の整備・修理事業者

航空運輸業の整備・修理事業者を足し合わせると、

7230人でした。

こんなに少ない!?

日本全国の航空機メーカーと航空会社の整備従事者が7230人というのはイメージより少なかったので、別のデータからもアプローチしましょう。

国勢調査はあくまで自己申告で、正しく申告できていない場合もあるのでは?と考えました。

各航空会社発表の整備士数を集計

集計のデータとして使用したのは、
各社が公表する安全報告書です。

国内の航空運送事業者は
「安全報告書」という書類を毎年公表することが航空法により義務付けられています。

また、その公表の方法はインターネットを等を使用して一般に公開することが求められています。

つまり航空業界人でなくても、
誰でも見ることが出来るんです。

その安全報告書の中に人員に関する情報を記載する必要がありますので、
各社もれなく有資格整備士の人数を公表しています。

ANAグループ 2801名

JAL+JALエンジニアリング 1727名

中日本航空 242名

朝日航洋 236名

スカイマーク 198名

JTA 123名

スターフライヤー 121名

ピーチ 105名

日本エアコミューター 93名

東邦航空 79名

アイベックスエアラインズ 58名

フジドリームエアライン 55名

西日本空輸 53名

オールニッポンヘリコプター 47名

ヒラタ学園 47名

セントラルヘリコプターサービス 41名

40名以上の事業者をピックアップしています。

これらを足し合わせると6026名となりました。

これにピックアップしていない数多の中小事業者の整備士の数と、
資格を有していない整備作業者を考慮すると、
国勢調査の7230という数に近い値になるのではないかと思いました。

【追記】国土交通省公表資料

国土交通省が公表している資料の中に、
整備士数の推移に関するグラフを発見しました。

一般向けに公開しているものなのか不明なためここに載せるのは控えますが、
その資料によると平成25年の時点での有資格整備士数は7000人ちょうどくらいです。

ちなみに統計開始から平成10年までは右肩上がりで増加
その後横這い~僅かに減少傾向です。

逆に航空機数は一貫して右肩上がり、
LCC就航開始より一段と機数は増えている状況みたいです。

まとめ

という訳で、まとめです。

日本の航空整備士:7000人程度(2015年時点)

整備作業従事者:7200人程度(資格未取得者含む)

推移:直近20年間ではほぼ横ばい

整備機体数:年々増加している

単純計算で航空機1機当たりの整備士の数は減っています。

しかしこれだけを見て整備士の負荷は増えている!
というのは少し違いますね。

機体の信頼性や整備性の向上により、
1機あたりに必要な整備士数は減っているのも事実です。

整備士の負担をという面ではもう少し調べる必要があります。

いかがでしたか?

ちなみに日本の脳神経外科のお医者さんが7500人くらいらしいです。

・・・逆によく分からなくなりましたね。笑

ということで、今回はこのくらいで終わりにします。

最後まで読んでいただきありがとうございました^^

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