こんにちは、フライト兄貴です。
よく航空整備士のお給料について質問を頂きますので、記事にしてみようと思います。
整備士を目指している学生さんなんかは気になるところだと思いますので、できるだけ解説したいと思います。
が、あくまで僕個人の話をします。
エアラインなのか、ジェネアビなのか
固定翼なのか、回転翼なのか
家族の有無
夜勤の有無
残業の程度
給料には色んな要素が絡んで来ますのであくまで参考程度でお願いします。
◎結論
30代前半ヘリコプター整備士の年収は約550万円程度になるかと思います。
国税庁の調査によると30代平均年収は410万円
なので、平均より多くの給料を頂いていることになります。
もう少し詳しく解説していきます。
◎航空整備士の給料は何で決まる!?
○ライセンス至上主義!?
現場で働く整備士の基本給はライセンスの数で決まります。
何の機体のライセンスを持っているかはあまり関係なく、社内で有効な機体の整備資格を多く持っている方が有利です。
一見難しい機体のライセンスの価値が高いようにも思えますが、そこは個人で取得するライセンスを選べるわけではないので、数で管理したほうが公平ということですね。
○フライト手当
機体に同乗した場合、フライト手当が付きます。
大体1時間あたり1000円から1500円でしょうか。
ただの空輸であっても飛んだ時間分の手当がでるのでありがたやーですね。
外部監視等ちゃんとやりましょうね。
寝ていたらダメですよ!!笑
○その他各種手当類
担当する業務によっては緊張持続手当や地上作業手当などがつく場合があります。
そのほかの住宅手当や家族手当、時間外労働手当といったところは一般的なものですね。
そして家族構成や扶養の有無によって控除額が決まったりして、手取りの給料が決まります。
◎実は手取りは更に多い!?
○出張に出ると日当が支給される
ヘリコプター整備士は出張が多いです。
出張に出た場合、1日ごとに一定額の日当が支給されます。
これは給与ではなく経費として支給されるものなので、給与明細には記載されません。
当然年収にも乗ってきませんが、各個人からすると手取りが増える形になるのです。
この制度を悪用(?)して、奥様には秘密のヘソクリとする先輩方はたくさんいました。笑
一日2000円から3000円として、1年に100日出張すればそれだけで30万円ほどの収入になる計算です。
しかも給与ではないので課税されません。
そのまま手取りになるので非常に大きいですよね!
○更に宿泊代や食事代が支給されることも!?
宿泊代や食事代が一律支給されるされる会社もあります。
安く済ませればその差額がポケットに入るという仕組みです。
もうウハウハですね。笑
出張中は節約して、家に帰ったら不在にした分負担をかけた家族と美味しいごはんを食べに行く。という家族思いの人もいたりします。
○更に更に、ポイントをうまく貯めれば…
会社経費でポイントを貯める行為は法的にグレーゾーンともなり得るため、会社の方針に従うのが大前提ですが、僕の会社はオッケーとなっています。
新幹線のポイント、飛行機のマイル、ホテルの宿泊ポイント…
貯め方が上手い人はかなり得していると思います。
ただし!!!
ビジネスホテルで良くあるQUOカード付きプランとかはNGですよ(当たり前ですね)
下手すると横領や詐欺に当たるので、会社の方針に従いましょう。
◎まとめ
家族持ち30代前半のヘリコプター整備士の年収は約550万円程度。
その他年収に乗ってこないものも年収として換算して考慮すると、600万円も超えるかもしれません。
この額が高いか安いかは人それぞれ考えるところはあると思うので言及しません。
これから整備士を目指す皆さんの参考になれば嬉しいです。