航空機のおはなし

ドラマ「コード・ブルー」でガッキーも乗った機体はこちら!

2021年5月21日

ガッキーさん、ご結婚おめでとうございます!

ガッキーといえばドラマ「コード・ブルー」ですよね

そうだね、じゃあ今日はコードブルーで撮影に使われた機体を紹介しよう

ドラマ「コード・ブルー」はフジテレビ系で制作・放映されたテレビドラマで、フライトドクターが救急現場で奮闘する医療ドラマです。

フライトドクターとは、ドクターヘリに搭乗して病院外で救急診療を行う救急医のこと。

救急医の中でもドクターヘリ基地病院に勤務して、さらに特別な研修を受ける必要がある。

撮影は千葉県にある北総病院と、ドクターヘリの運航会社である朝日航洋で行われました。

それでは実際に撮影された機材の紹介をしていきましょう!

撮影で使われたのはJA6790

写真は同型式の別の機体です(m´・ω・`)m ゴメン…

所属:朝日航洋(株)

型式:マクドネル・ダグラス式MD900型

登録記号:JA6790

朝日航洋というのはヘリコプター運航会社で、日本のヘリ業界最大手の一角です。

ドクターヘリ創設期から関わっていて、現在のドクターヘリ普及の大きな役割を担った会社かなと思います。

ドラマの撮影現場となった千葉県の北総病院でも普段からドクターヘリ運航を担っていて、この北総病院は全国のドクターヘリでも1,2を争う出動数となっています。

JA6790の初登録は2007年ということで機齢は14年です。
そこそこいい年齢になってきましたね。

ヘリコプターの平均寿命は20~30年程度なので、折り返しといった感じです。

コード・ブルーの最初の放送が2008年でしたので、新車を撮影機材として提供したということですね。


ドクターヘリは感染症の危険もあるからね。
撮影クルーとか不特定多数が触れるなら新車が安心だ!

コード・ブルーの撮影後は実際にドクターヘリとして、要請のあった患者さんの元へフライトドクター、フライトナースを送り届ける業務に当たっています。

ところでJA6790ってなんやねんと思った方もいらっしゃると思います。

これは登録記号と言って、世界中の航空機にそれぞれ違う唯一の番号が付いているんですよ。

車でいうナンバープレートだな

初めの「JA」という部分が日本国籍を表していて、
そのあとの「6790」が登録番号となっています。

ちなみに…アメリカは「N」おとなり韓国は「HL」と国際的な決まりごとなのです。

少し話がそれましたね。

コード・ブルーの撮影に使用されたヘリコプターの型式はMD900というアメリカ製のヘリコプターです。

この機体について少し解説します!

MD900ヘリコプターとは

最大離陸重量2835 [kg]
座席数7 [席]
最大速度260 [km/h]
巡航速度190~220 [km/h]
航続時間2.5 [時間]
エンジンPW206E エンジン ×2基

このMD900型の特徴は何といってもテールローターがないこと。

それはこちらの記事で書いてありますのでぜひ読んでみてください。

テールローターがないことで、騒音が少なく、外部の人に対する安全性が非常に高いため、世界的に報道や救急ヘリとして多く使われています。

それとコンパクトな機体でありながら、機内スペースが広いのも特徴です。
この点からも機内で診療を行うドクターヘリには向いている機体と言えそうです。

日本においては先ほど紹介した朝日航洋と朝日新聞社のみが保有しており、このうち朝日航洋の9機がドクターヘリとして日本全国に配備されています。

ちなみに、MD900のメイントランスミッションは日本の川崎重工業の設計・開発で、MDヘリコプターズ社へ供給を行っています。

最後に

ガッキーこと新垣結衣さんがご結婚されたということで、個人的にもヘリコプター整備士を目指すきっかけとなったコード・ブルーのヘリコプターについて解説しました。

コード・ブルーは数ある医療ドラマ、航空ドラマのなかでも珍しい、ヘリコプターが軸の医療ドラマでした。

学校の校庭や、公園のグラウンドなどに着陸するドクターヘリは一般の方々の理解や協力が得られないと難しい事業です。

このドラマを通して一般の方にもドクターヘリという業務が浸透したのではないかと思います。

またヘリコプター業界というあまり身近でない仕事に興味を持った若者も大勢いました。

こういった点でもこのドラマの功績は大きいなと、今ヘリコプターに関わる身として心から思います。

今後もひとりでも多くの命を救うため、ドクターヘリ運航にご理解・ご協力をお願いいたします。

最後にもう一度感謝を込めて…
ガッキー、源さん、ご結婚おめでとうございます。

末永くお幸せに!!

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