こんにちは。フライト兄貴です。
新年度が始まって半月経ちましたね。
皆さんの職場には新入社員は入ってきましたか?
我が社は初めに全体研修があるので現場にはまだ来ていません。
どんな子と一緒に働けるのか、配属が楽しみですねー。
では早速本題に入りたいと思います。
今日のテーマは『ヘリコプター整備士のお仕事』について!!
元々ヘリコプター業界なんて身近じゃないし、
ましてや整備士なんて知り合いにもいないし何やってるか分からないよって感じですよね。
そんな僕も会社に入るまでは全くの無知でした。
知らないのに入社するって今考えるとかなりやばいですね。
就活生の皆さんはちゃんと企業研究してくださいねー。
結論
ヘリコプター整備士の仕事は大きく分けると以下のようになります。
・運航整備
機体と一緒に全国を飛び回るお仕事
・工場整備
運航を長期間止めて行う深度の深い整備作業を行うお仕事
ヘリコプターの運航整備
なんだ、エアライン(飛行機)の整備士と一緒じゃないかって思ったそこのあなた
甘いですね
ヘリのコックピットになぜ座席が二つ付いてるかご存じですか?
整備士が乗るためですよ!(嘘)
世界的に見ると整備士が同乗するなんてあまり無いようです。
日本独特な文化みたいですが、整備士が同乗して計器類の操作や航空無線、外部監視などなどパイロットのサポートを行う大事な仕事があるんです。
この文化自体賛否あるようですが、
僕は空飛ぶの好きだし、楽しいし良いと思います(理由うすっ)
運航整備士の働き方
飛行機(旅客機)の運航整備士と働き方の面でどう違うのかというと、
出張が多くなります。
しかも、かなり!!笑
エアラインは2地点間運航で空港にしか行きませんので、
各空港に整備士が常駐していれば済むのです。
一方ヘリコプターはというと、行先は空港やヘリポートとは限りません。
というか場外離着陸場というただの広場であることがほとんどです。
そういう場所を全国回りながら仕事をするためどうしても出張が多くなります。
具体的には、人によりますが大体年間150日ほどは出張になるのではないでしょうか。
もちろん会社によっても違いますし、
働き方改革もあり、年々一人当たりの出張日数は減っている実感はあります。
仕事の種類はどんなものがあるの?
具体的にどんなおしごとがあるかというと、
- 物資輸送
- 人員輸送
- 航空測量
- 薬剤散布
- 報道取材
- 救助
- EMS(ドクターヘリ)
- 空撮
- 送電線巡視
などなど、非常に多岐に渡ることが分かると思います。
それぞれ必要なスキルが異なりますので、国家資格の他に社内資格を取得したうえでこれらの業務にあたります。
もちろん日々の機体の点検や整備作業、トラブル時の故障探求等も行いますので、
エアラインでいう運航整備(ライン整備)のような仕事も含んでいます。
それぞれの仕事はまた色々とありますので、個別の記事で紹介したいと思います。
この仕事の詳細が知りたい!というのがあればコメント欄や問い合わせからご連絡いただければ対応しようと思います。
ヘリコプターの工場整備
ヘリコプター整備士はなんでも屋さん
もう一つの工場整備ですが、こちらはエアラインの工場整備と基本的には一緒です。
ただ少し違うのは、エアラインなど旅客機と呼ばれるような大型の飛行機の整備は基本的に分業制になっています。
脚(着陸装置)を担当する人、エンジンを担当する人、塗装を担当する人。。。といったように細かく分かれているのが普通です。
一方ヘリコプター整備士はというと、なんでも屋さんですね。
電装作業だけは専門の人がいたりしますが、それ以外は本当に何でもやります。
そういう意味では電装系のみショップ整備という考え方ですかね。
もちろんチームを組んで整備作業、点検作業を行うので、今週はずっとエンジンやってるなぁとかはありますが、色々な事を出来るのが楽しいところです。
あ、誤解なきように言っておくと、
飛行機の整備士も機体全体を知っておかなくちゃいけませんし、もちろん試験においては自分の担当とか関係なく、全てについて厳しく聞かれますからね!
働き方の違い
あと飛行機の整備士(工場整備)はシフトを組んで昼夜問わず作業が続くため、夜勤もあります。
それに比べてヘリコプター整備士は仕事によって朝早いとか夜の遊覧や空撮といった場合もありますが、夜勤は無いのが普通ですね。
そういった意味では働きやすさはありますよ^^
ということで、今回は主に飛行機と比べながら、ヘリコプター整備士の仕事内容について書いてみました。
いかがでしたでしょうか。ヘリコプター整備士の多彩な仕事内容に惹かれましたか??
こちらの記事でもう少し深掘りして解説していますので、ぜひご覧ください。
次回は整備士になるための方法について書いてみたいと思います。
それではっ!