どーもー!
フライト兄貴です。
今日のお題は「航空整備士って操縦できるの?」です。
結論
結論!
できません!笑
もうこれね、職業は航空整備士って言うと、受ける質問ダントツでNo.1だよ
パイロットという職業は誰でも知っていると思いますので不思議ですね。
でも車に置き換えて考えてみたら、
整備士は車の事良く知ってるし、
運転も上手いんだろうな。
というイメージ確かにありますね。
そういう事なのかな?
でも、飛行機やヘリコプターの操縦はそんな簡単じゃないんですよ!!
操縦はパイロットが行う
車の運転に免許が必要なように、
飛行機やヘリコプターの操縦も試験を受けて免許を取得する必要があります。
なので整備士が操縦を行う事はできません。
まぁ法律的にできる/できないという話とは別に
能力的に出来るのかって質問に答えるならば、
飛行機なら離着陸を除けば出来るでしょう。
ヘリコプターでも真っすぐ飛んだり旋回するくらいなら出来るんではなかろうか、と思います。
ヘリコプター整備士は同乗して仕事をする。
ヘリコプターの整備士は同乗して仕事をする。
と以前書きましたが、お客さんを乗せていない空輸時であれば、
ちょっと操縦かん(ヘリコプターではサイクリックスティックといいます)
持っててとか言われることもあります。
レジェンド達の話を聞くと、
昔は半ば強制的に操縦させられて
パイロットは横でのんびりしてたんだぜ。なんて話も聞きます(笑)
あ、今はそんなことないので安心して下さい!
地上試運転を行う事はある
整備士が操縦してフライトを行う事はまず無いと思っていいですが、
地上試運転を行うことはあります。
いわゆるGround-run(グランドラン)というやつです。
簡単に言えば地上でエンジンをかけて、
色々なチェックを行うものです。
エンジンをかけると簡単に書きましたが、
航空機のエンジンをかけるには多くの手順があり、
定められた手順で始動しないと着火しないばかりか、
火災などの危険も伴います。
なぜ整備士が地上試運転を行うのかというと、
整備や部品交換後は地上で試運転を行って、
正常に作動しているかチェックしなさい
と整備マニュアルで決められている部品や装置があるんです。
あとは〇〇時間ごとに作動させて点検しなさい、
と決められているシステムで、
エンジンの運転中でないと確認できないシステムがあったりします。
整備士試験でも行う
実業務で必須となる地上試運転。
という事は整備士の試験においても、
この人はライセンスを取った後、
安全に試運転できるのかな?
というのを確認するために、
地上試運転の項目があります。
これが一番緊張するんですよ。
いろーんな手順を頭に入れて、
空港のルールとか、周りの人や車両の安全に配慮しながら
一つずつチェックしていくんですが、
同時に途中で色んな質問が飛んできます。
ぶっちゃけ、話しかけないで!!!って感じです。
でもここで平常心を失ったら終わりです。
試運転の手順も頭から飛んで、頭真っ白です(笑)
ちょっと話が逸れてしまいました。
まとめ
整備士は操縦することは出来ません。
でも操縦するだけの知識や操作方法は知っておく必要はあります。
知らないと整備作業もできませんからね。
逆にいうと、資格を取得する飛行機やヘリコプターの事は
なんでも知っていないといけないという事です。
整備士試験や、勉強する内容については
また解説したいと思いますので、お楽しみに^^
それでは今日も最後まで読んでいただきありがとうございましたっ
またねー